COLUMN
コラム

体重は落ちてて順調!でも…疲れが取れない?
― その疲れ、「血虚(けっきょ)」かもしれません
それ、「血虚(けっきょ)」かもしれません
「体重はちゃんと落ちてる。」
食事管理もできている。トレーニングも続けられている。
数字だけ見れば、順調。
でも、
朝からだるい
疲れが抜けない
集中力が続かない
前より元気がない
そんな感覚、ありませんか?
実はこれ、ダイエット中によくある状態です。
そして中医学では、この“痩せているのに不調”の背景に
「血虚(けっきょ)」
という状態が隠れていると考えます。
血虚ってなに?
中医学でいう「血(けつ)」は、単なる血液だけではありません。
栄養を届ける
潤いを保つ
心を安定させる
筋肉や髪、目を養う
こうした働きも含めた、“体を支える栄養エネルギー”のような存在です。
そして、その血が不足した状態を「血虚」と呼びます。
簡単にいうと、
「体重は減ったけど、体の中の栄養が足りていない状態」
です。
なぜダイエットで血虚になるの?
ダイエット中は、
食事量を減らす
脂質を控える
赤身肉を避ける
有酸素運動を増やす
ということが増えやすくなります。
ですが、その結果、
鉄分不足
タンパク質不足
エネルギー不足
が起こりやすくなります。
特に女性は、月経による鉄不足も重なりやすいため、
「痩せたけど疲れる」
という状態になりやすいのです。
こんな症状ありませんか?
3つ以上当てはまる場合は、血虚傾向があるかもしれません。
✔ 顔色が白っぽい
✔ 爪が割れやすい
✔ 立ちくらみしやすい
✔ 眠りが浅い
✔ 夢をよく見る
✔ 目が疲れやすい
✔ 筋肉がつりやすい
✔ 髪がパサつく
✔ 抜け毛が増えた
「ただ疲れてるだけ」と思っていても、実は“栄養不足型の疲労”の場合があります。
血虚を補う薬膳食材
なつめ
気・血を補い、疲労感対策にも。
黒ごま
潤い不足や髪のパサつき対策に。
クコの実
目の疲れや回復サポートに。
ほうれん草
鉄分補給の定番。
レバー
補血食材の代表。
にんじん・牡蠣
ミネラルや栄養補給に役立ちます。
ポイントは、
“一気に食べる”より“少量を毎日続ける”こと。
これが薬膳の基本です。
血虚タイプが気をつけたいこと
夜更かし
中医学では、夜は「血を回復する時間」と考えます。
特に22時〜2時の睡眠は大切です。
スマホ・PCの使いすぎ
目の酷使は「血」を消耗するとされます。
極端な食事制限
タンパク質・鉄分不足につながりやすくなります。
有酸素運動のやりすぎ
消耗が強くなり、回復が追いつかなくなることも。
「痩せた=健康」ではない
体重が落ちていても、疲れが強い。
それは、体からのサインかもしれません。
ダイエットでは、 「体重」だけでなく、
栄養の質
睡眠
回復力
を見ることも大切です。
“減らす”だけでなく、“補いながら整える”。
その方が、長く続けやすく、安定したコンディションにつながっていきます。